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急逝 石田セリ ファンを置いて

2025年5月17日 | 社会 | ライター:山崎直哉

人気音楽グループ『MASON』(メイソン)のギタリスト 石田セリが東京都の自宅では死亡しているのが発見された。
30歳での死というあまりに早すぎる別れ。彼女がこの世界に置いて行ったものはなんだったのか。彼女が残したメッセージとは

セリのSNSは亡くなる10日前から一切の更新が途絶えていた。最後の投稿となったのは、「わたし・あなた・なにか」という文章と共に投稿されたイラストレーションだった。
セリのSNS投稿

石田セリ【MASON】@MasonGt_seri_official
「わたし・あなた・なにか」
2025年5月7日
SNSのコメント欄はイラストの解釈を考察する声で溢れていた。セリにその声は届いていたのだろうか。

セリの投稿を遡ると、彼女の心の内側を垣間見ることができる気がする。
「また会えるとは分かっていながらも、随分先まで会えないね」「あなたのいる世界がちょっと眩しいんだ」これらは昨年行われたLIVEツアー『I Can speak』の講演後に投稿された文章だ。
彼女はファンに向けて、もう会えないことを・しかしまだ会いたかったことを伝えたかったのではないだろうか。

この時、もしも異変に気付けていたら何かが変わっただろうか。セリの声は私たちに届くところにはなかったのだろうか。
セリはLIVEのMCで「私たちの音楽はあなたに声を聞いてもらって、あなたの声を聞くためにあるの」と何度も繰り返し語っていた。
音楽を通した会話を大切にしてきたセリがもう声の届かないところに行ってしまったのだ。また会いたいと願うファンの気持ちは宙ぶらりんだ。
そんな悲しみとは裏腹に、MASONのオリコンランキングは急上昇している。少しでも彼女の近くに行ける方法を人々は模索しているのだ。
知らぬ間に最後の別れとなるLIVEに参加したファンは多い。彼女たちの音楽が何度も歌ってきた、「またどこかで必ず」という言葉はもう叶わないものになってしまったのだ。

「彼女の死は突然やってきたわけではない」そう話すのはMASONをインディーズ時代から応援するファンの一人だった。
「彼女はずっと自分の心の内側を見つめていた。彼女は自分の心の声を聞いていたんだと思う」彼女はファンに向けて、何かを伝えたかったのではないだろうか。

セリが残したメッセージは、私たちに何を伝えたかったのだろうか。
彼女に会えることならばもう一度聞いてみたい。

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読者コメント

「最後の投稿、明らかにギリギリじゃん」
hakumei
「MASON、Live行ったことないけど音楽好きだった」
michikusa
「R.I.P 石田セリのギターリフもう聞けないのか」
no name
「うわ、ショック。ちょっと前まで元気なイメージあったよね。」
no name
「また自殺??残された側の気持ちとかって考えないのかな。なんか、有名人が死ぬと無責任って思っちゃうんだけど。自分の発信力とかもっと考えるべきじゃない」
no name
「人にはそれぞれ苦しみがあるんだから、責めたりするのは違うでしょ」
no name
「そんなのみんな抱えてるじゃん、わざわざ死ぬことない」
no name